恩師の訃報

今日朝、母からの連絡で知りました。高専時代の担任の先生が亡くなった。63歳、まだまだ若いのに、残念でならない。
連絡先の分かる友人には連絡をしたが、返事をくれた何人かは皆一様にショックを受け、残念がっていました。
卒業してから、大学時代に高専祭のバレー部OB戦に行った時に一度は会っただろうか。その時何をしゃべっただろうか。最後に交わした言葉は何だっただろうか。思い出せないけれども、先生の笑顔だけはよく覚えている。
本当に、クラスの全員から慕われ、時に教育者として、時に親のように、時に友達のように、誰にも分け隔てなく接する、そんな人でした。
僕は別の研究室だったけれども、それでも毎日のように先生の部屋に行き、そこで先生とそこに集まるクラスメートと、今思うととても素朴で楽しい毎日を送っていました。
大学受験の結果を心配して待っている僕に、「おまえが受からへんかったら誰も受からんわ。」と言って安心させてくれたのもよく覚えています。
定年退職されるまで、舞鶴高専の先生として勤められたので、僕たちだけでなくたくさんの先輩、後輩ときっと同じように接しておられたのだろうと思い、僕たちの代と同じように皆に慕われていたのだろうと容易に想像できる、そんな先生でした。

北原先生のご冥福を心よりお祈り申し上げます。