総合力と決定力

ドイツ−アルゼンチンは終わってみれば4−0という圧倒的な結果に。試合内容はというと、先に失点したアルゼンチンが猛攻をしかけ、その隙を付かれたという、イングランドとの時と同じようなパターン。
ブラジルもそうだったが、個々の選手の名前を見ていくとどうしてもアルゼンチンに分があるように思える。アルゼンチンはスペインリーグの得点王(メッシ)と2位(イグアイン)、そして無尽蔵のスタミナをもったテベスを前線に配しているのだから。しかしドイツは、局面局面できっちり守る。いざ攻めとなったらベテラン大黒柱クローゼを軸に、若い選手が走りまくる。攻めているときに実況で呼ばれる選手の名前が、ドイツは多い。
もしかしたらバラックがいたらまた少し違うチームになっていたのかもしれないが、いないことで中心選手がおらず、まさに全員サッカーで勝ち進んでいるという印象。日本もこんなサッカーをしてほしい。(が、日本が真似をするには決定的に体格差があるのだけれど。。)
いよいよ残りは4チーム。これまでの戦いで決定力を見る限りドイツが一歩抜け出た印象があるが、次戦はミュラーも出場停止。実は予選リーグで一度負けているドイツにもやはり死角はあるわけで、予想は簡単ではない。
日本は負けたけれど、まだワールドカップは終わらない。