地球最後の日?CERNの大型ハドロン衝突型加速器

報道ステーションなどのニュースでも取り扱われていたので知っている人も多いと思いますが、昨日ついに始動しました。

世界各国の物理学者が参加し、スイスのジュネーブ郊外にある広大な地下施設を利用する20年がかりのプロジェクトが9月10日にスタートする。「ビッグバン」を再現し、宇宙の起源や、どのように宇宙に生命が誕生したかを解明しようとするものだ。

Expired

なんとも壮大な話で、理論天文学に興味のある人間にとってはとても気になります。
なんとこの実験にはこんな憶測も飛び交い、稼動の停止を求めて訴訟を起こした人もいます。

だが、CERNの研究者はこれまで、「LHCの実験は、強い重力を持つ小さなブラックホールを生み出し、それが地球を飲み込む恐れがある」という一部の憶測を否定することにも労力を割かざるを得なかった。

極小のブラックホールができたとしても理論上はホーキング放射によって直ぐに消滅するそうで、これでできるくらいなら宇宙はブラックホールだらけになってしまうそうです。
それにしてもよく分からない言葉がたくさんあって興味深いです。極小ブラックホールが作られる実験は今後数週間のうちに行われるらしい。
もしか地球が飲み込まれるとしたら、一瞬なのだろうか。ブラックホールは光が飛び出していけないくらいの重力場ってことだから、やっぱり一瞬なんだろうか。
ちなみに名前だけはよく知られているブラックホールですが、実は現在でもブラックホール自体が直接観測されたことはないって知ってましたか?