不景気

アメリカのサブプライム問題に端を発する世界的な不景気の波が止まりません。何がどうなってしまうのか。来年は仕事があるのだろうか。
例えば、小売業では最近、電機屋さんのお約束だった他店よりも安くしますよ割引を、スーパーでも始めていたりします。
小売業のビジネスモデルが分からないので何でこんなことができるのかが分からない。当然、原価割れしたら赤字になるわけで売れても仕方がないわけだ。今の資本金を削ってシェアを守ろうということなのだろうか。でも利益が赤なら企業の株価は下がるだろうし、デフレスパイラルを起こしそうに思う。それでもいつまでも続くわけではないから、今の時期をなんとか乗り切ろうということだろうか。
まぁそれはともかくとして、例えば我々のような業界だとこうもいかない。原価割れをしても仕事を取りに行くという方法がないわけでもないだろうが、それはしないだろう。そもそも他店(競合他社)がどんな値段を出してるかも分からないし、お客さんの予算感に合わせたうえで、そこそこ適正な価格でお出しすることになる。高ければ機能を削ったり、構成を変更したりして削っていくことになる。この業界は他の業界よりも半年から1年ほど遅れて不況がやってくると言われている。そうなった時、付け焼き刃的な減額ではなく、本当に値段を落とすならもっと根本的な何かを見直さないといけないように思う。仕事の効率をあげるとかって抽象的なものではなく、もっと具体的な方法が必要だろう。そう考えると、収入をあげるよりも支出を減らすほうが楽だと言うことになり、会社的に色々とお寒い感じになりそうに思える。
気がつけば師走。来年はどうなるだろうか。時代はやっぱり農業か。