メタルギアソリッドと小島秀夫と今後のゲームと

PS3史上最も売れているゲームが掲題のメタルギアソリッドシリーズの第4作、METAL GEAR SOLID 4MGS4)なわけですが、我が家でメタルギアソリッド祭が開催されてから早半年が経ちました。
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基本的に僕がプレーをして嫁さんが見ているという形でしたが、壮大なストーリー、世界観のもとに描かれたこの作品は、まるで映画を観ているようで見ているだけの人でさえも飽きさせないものでした。
そもそも何で半年経って突然こんなことを書こうと思ったのかというと、下の動画を今さらながら見たからというだけですが。

ストーリーはメタルギアを巡って50年以上に渡って描かれる人間ドラマ。戦争問題など様々なメッセージが含まれてますが、全体を語るとするとどう説明していいのか難しい。この4作をやり終えた我々夫婦の共通の感想、共通の認識は「人生最高のゲーム作品」MGS4後はサントラからPCの壁紙から、第2次MGS祭になったほど魅了されました。
これだけのストーリーであれば、ハリウッドで映画化とかしてもいいんじゃないの?と思いますが、映画の枠は短すぎます。MGS4のムービー再生時間は9時間ほどあるそう。プレイ時間の半分がムービーを見ている時間です。このテンポが嫌いなゲーマーだったら退屈するでしょうね。4作分をまじめに映像化すれば多分20時間を超える超大作になるでしょう。ただ、オリジナルの声優陣でフルCGのものを見てみたいなぁという思いはあります。
このMGSシリーズを手がけたのが小島秀夫監督。ファンからは神と崇められているそうだが、本当に、天才の部類だと思います。今年末か来年には、あのファイナルファンタジーシリーズの第13作目(FF13)が発売されますし、ちょっと延期になりましたがDSでドラゴンクエストシリーズの第9作目(DQ9)が発売されます。やる前なのでこんなことは言いたくありませんが、MGSのストーリーを越えることはないと思っています。(どちらも劣るというわけではなく、描こうとしているゲームの世界観の違いで、我々の感性にピッタリとはまったのはMGSのほうだったということです。)
実は意外と知られていませんが、日本のゲーム業界は今相当危機的状況らしく、売れるソフトの大半は海外物だそうな。今後はストーリーに重きを置いたゲーム作品も出てくるとは思いますが、果たしてこの作品を越えるものは出てくるのだろうか。多分越えるとしたら、小島監督の次回作だけではないかと思っているあたりに信仰心を感じます。