ハゲタカ(上・下)

出勤時や、帰省の電車中で、1週間程で一気に読みきってしまいました。面白かった。

ハゲタカ(上) (講談社文庫)

ハゲタカ(上) (講談社文庫)

ハゲタカ(下) (講談社文庫)

ハゲタカ(下) (講談社文庫)

物語の舞台はバブル崩壊後、1997年〜2003年。不良債権処理に追われる銀行と、その不良債権を買うハゲタカファンドと称される外資ファンドと、債務者企業との攻防などのお話。経済ドラマではあるけれども人間味がありつつ、特に主人公・鷲津の計算され尽くしたやり方が実に面白いです。
すでに2も文庫で出ているので早速読みたいと思います。
ちなみに、この1、2とでNHKでドラマ化され、最近、その続編となる物語についても映画化されました。あらすじをざっと見ると、やっぱりドラマという尺の中では、テーマを絞り、ストーリーもちょっと変えざるをえないようで、原作の面白さをどこまで写せているのか気になります。まぁ、原作をそのままなぞるのであれば原作読んでそれでしまいなので、別の楽しみと思えばそれもよしなのかもしれない。