ハゲタカ2(上・下)
1を読み終えてすぐに手に取り、1週間ほどで読破。面白かったです。
- 作者: 真山仁
- 出版社/メーカー: 講談社
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登場人物が自分の仕事に打ち込む姿は、社会で働く人間として、非常に胸が熱くなる半面、そうなれていない自分に感じる寂しさのほうが大きかった。
器用なほうではないので、同時にいくつものことに集中できない自分にとって、仕事に集中するとそれ以外のことには目が向かなくなる可能性が高いということと、それ以前に6年働いて、技術的なことや仕事感みたいなものに対する新しい出会いが徐々に少なくなり、興奮というものも少なくなってきたというのもあるのだろうと感じる。
逆に今なら「人生を変える何か」に出会える可能性も高いかも(^^;
でも同時に、「生活を変える何か」というリスクは取れない・・・。
これを読んで一つ心境の変化というか、「あぁそれも面白そうだな」と思ったのが、"金儲け"。
変な話ではなく、例えば会社は利益を上げ続けるからこそ成り立つわけで、今までは新規技術とか自分が良いと思った技術を使えるかどうかみたいなことが仕事が面白いかどうかの基準だったけれども、どうやって利益を出すかということを考えて仕事をするのも面白そうだということに6年目にしてようやく気付いた。
いくらで仕入れていくらで売って、利益率はいくらくらいなのかということも気になったり。
今月からまた新しいプロジェクトで、これが1年くらい続く。色々と思いのあるプロジェクトであるので、出し惜しみなしで全力でやろうと思います。と、誰に言うでもなく決意表明を書いておく。