金融腐蝕列島 上・下

経済小説を多数書いておられる高杉良先生の本です。昔、役所広司を主役に映画化もされたそうな。ハゲタカの話をしていたときに妻のお父さんからちらっと聞いて興味をもっていたのですが、図書館で発見して読みました。

金融腐蝕列島 (上) (角川文庫)

金融腐蝕列島 (上) (角川文庫)

金融腐蝕列島 (下) (角川文庫)

金融腐蝕列島 (下) (角川文庫)

バブル後の日本を舞台に、行内のスキャンダルと戦う銀行マンのお話です。話自体はシンプルで分かりやすく、面白く読めました。
途中、途中に、主人公と記者との対談や、メディアの報道という形をとって当時の経済情勢などを結構長く説明されます。ストーリーの背景ではあるのですが、直接は関わってこないので、さらっと読み飛ばしました。経済小説ならそこを読めと言われそうですが。。