スペイン

決勝のカードが決まった時点で初優勝チームの誕生が決まったわけだけれども、どちらかと言えばスペインに勝って欲しかった。
美しいパスサッカーを武器にした攻撃的なチームは、守備重視の戦術が多い現代サッカーに見る一筋の光明とも言うべきもの。そんなサッカーが世界の頂点にたってこそ、新しいサッカーの未来が拓けるというもの。
試合はみなさんご存知の通り。確かに得点シーンこそほとんどなかったけれど、スペインは最後まで自分たちのスタイルを貫き、パスを通し続けた。その終始一貫した姿はやはり美しさに値するものだった。そしてそのパスサッカーの中心を担ったシャビとイニエスタ、特にイニエスタは体格も大きくないにもかかわらず、抜群のボールコントロールとそのポジショニングの良さで何度もチャンスを演出し、そして最後にゴールも決めた。日本にもこんな選手が・・・。
というわけで4年に一度ということでばっちり夜中に目を覚まして観戦。早朝、歓喜と感動ともにその幕も降りた。次は4年度。一体世界のサッカー地図はこの4年でどう変わるのか。今から楽しみでならない。