ホワイトカラー

映画ではなくテレビドラマシリーズです。
FBIの中でも、ドンパチやるような部隊ではなく、詐欺、横領といった知的犯罪を扱う部署にフォーカスをあてた刑事物です。ストーリーは、とある天才詐欺師と彼を捕まえた刑事がいて、刑事さんが難事件を解決するために「同じ穴のムジナ」である詐欺師を条件付きで釈放してコンビを組むという、まぁまぁありそうなパターンのお話です。マッチョな男が誰かに追われながら血まみれで24時間以内に何かしないといけないような疾走感はありませんが、その分胸やけもせずにサラッと見ることができて面白いので、海外テレビドラマを見る習慣がない我が家のアンテナにも引っかかったようです。
しかし個人的に最も気に入っているのは、この作品を日本語吹替版で見たときに発揮される独特の世界観であります。何か?刑事さんの声がかの池田秀一さんなのであります。
ピンときたかたは何かそれだけで楽しめそうだと思ってもらえたかもしれませんが、かの有名な赤い彗星ことシャア・アズナブルを演じた声優さんです。第1話冒頭、脱獄した詐欺師を発見した時の台詞なんかは「久しぶりだな(アムロ)」と、括弧の中の台詞まで聞こえてきそうでした。「私もよくよく運のない男だな」とか「認めたくないものだな」とかそのうち言いそう。