Jリーグ

開幕から20年。
開幕時はそれこそ一大ブームであり、当時中学生の僕はクラスでも随一のサッカー通だったこともあり(サッカーマガジンを読み漁り、過去の大会のビデオをレンタルして観まくったりしていた)、教室に星取表を作ったような記憶もある。
それこそ、「野球はもう古い」というくらいの勢いで、野球が衰退するのではないかと本気で思ったくらいだ。
当時は、鹿島アントラーズとベルディ川崎(現・東京ベルディ)の2強で、ジーコが好きで鹿島を応援していた。当時買った鹿島アントラーズのペンケースは、特に意識もなく、大学にいくくらいまで使っていたんではないだろうか。

時代は進み、カズ、ラモス、武田、北澤ら黄金期を支えた選手が去るにつれてベルディが弱くなり、替わって磐田が台頭してきた。
開幕時はリーグのお荷物と言われていた浦和がいつの間にか強くなり、一時代を築いたベルディはJ2に落ちた。
栄枯盛衰。
昨年は日本代表の中軸を担う遠藤を擁するガンバがJ2に落ち、今年は磐田が降格の危機にある。
20年も経つと変わるもんだ。それでも鹿島はコンスタントに強いみたいだけれど。

僕自身はというと、Jリーグから再度海外サッカーに戻ったころからJリーグは観なくなった。(ちなみに今は海外も見てないけど)
理由は何かと問われると、はっきりとは分からない。
選手のレベルとかそういったことでもないのけれど、一般の感覚と同じなのかなと思う。

今は集客も順調とは言えず、各クラブとも運営に四苦八苦している状況のようだし、地上波でのTV放映もほとんどない。
各チームの選手の年俸情報を見ると、1億を超える選手は数えるほどしかおらず、20代の無名若手選手の年俸は300万円台のようで、夢を求めて海外へ出ていくのも分かる気がする。
http://www.soccer-money.net/team/team_2013_top_page.php

最近、周りのごく一部の方がJリーグについて熱心に語られるので、少し気にしてみようと思った。
そんな折に、まさに同じタイミングでこんなエントリを見つけた。
Jリーグを初観戦した結果、思わぬことになった。 - はとのす
2回目のJリーグ観戦に行ったら、恐ろしいことになった。<前半戦> - はとのす
2回目のJリーグ観戦に行ったら、恐ろしいことになった。<後半戦> - はとのす
Jリーグに興味のない人間という同じ立場で見ることができた。

せっかく周りに熱心な方がいるので、僕も少しくらいはと思ってはみたものの、まずは応援するチームがないとなぁということで、チーム探しをすることに。
今更鹿島もあれだし、ゆかりのある地か、好きな選手かで選ぶのが無難だろうということで、ホームタウン東京、地元京都、妻の地元甲府から選択することにしたところ、今年の成績を見ると甲府が降格争いをしているではありませんか。
そういうわけで、せっかくなので多少ハラハラ見られるように甲府を応援(?)することにしました。
選手名鑑を見ていると、昔の日本代表クラスの選手が下位のチームやJ2のチームにいたりして、オールドファンからすると入りやすいところも魅力と言えなくもない。

そんなわけで「Jリーグは観ますか?」と言われたら、「ええ、多少は」と言えるくらいにまではなれるかな。

というの書きながら横目で日本シリーズ
巨人が負けた!