7ヶ月とワールドカップ開幕

美琴は7ヶ月を迎えました。

最近はすっかり寝返りができるようになって、床に寝っ転がらせると、寝返りを繰り返していつの間にか移動しています。
随分と動きたいようで、ハイハイをしようと試みるも、腕だけを掻いていて足が上に反り返っているのでは進むことはできないよ。
もしかしたら腕の力だけで匍匐前進を始めるかもしれないけれど。

あとは、舌を出してペロペロとするような動きをするようになりまして、これが成長過程のものではないのだとしたら、間違いなく大吉を見て覚えたのだと思います。

そんな7ヶ月を迎えたあたりで、ワールドカップが開幕しました。サッカーを落ち着いてみることなんていつもはないのだけれど、さすがにワールドカップともなると観てしまいます。昔は自称サッカーマニアだったもので。

危なげなく勝ったブラジルは今回の優勝候補。地元の大声援をバックにこのまま進んでいけるのか、注目です。あのカカすら代表に呼ばれない層の厚さはさすが王国。とは言え戦術的にエースの役割が大きいブラジルサッカーは、良いも悪いもネイマール次第という感じで見ています。

大勝したオランダと大敗したスペイン。前回決勝カードがまさかの結果に。オランダは勢いに乗っただろうし、ペルシ、ロッベンスナイデルの前線3人で攻め切れるのは大きい。このうちの誰かが欠けてしまったときや、強固な守備で封じられた時にどれだけできるのかが注目です。

片や大敗したスペイン。前回も黒星発進だったし、残り2試合は格下チームだけあって、さすがにデルボスケも修正してくるとは思います。大事な大会での大敗とはいえ、全員が百戦錬磨のプレイヤーであり、悔しい負けもその分経験しているわけで、立て直してきてほしい。でも、2002年のフランス、2010年のイタリアと、前回優勝国が調子に乗れずにあっさり1次リーグで姿を消す歴史もあるわけで、またいつもの”無敵艦隊”に戻ってしまうのか、注目です。

イングランドに勝ったイタリアはさすがの安定感。円熟味を増したピルロのプレーに、破壊力抜群のバロテッリ、守備陣は言わずもがなで攻守ともにバランスが取れてます。順当に勝ち進みそうな予感。

一方のイングランドは今一つ見せ場に欠けた印象。タレント揃いとは言え、前回を上回るほどの印象はなし。ルーニーは意外とワールドカップ無得点という相性の悪さもあり、苦戦を強いらせそうな予感。

で、日本ですよ。

何やら特殊な事情により現地時間の23時キックオフという試合のおかげでゆっくりと観戦することができたわけです。試合の一番のハイライトは前半15分過ぎの先制ゴールで結局逆転負け。もちろん残念ではあるけれど、見せ場と言えばこれと内田のシュートくらいなもんで、あとは終始押し込まれていた展開。1点取って逆転負けしたから「悔しい」「惜しい」という気持ちになりますが、試合内容だけ見たら惨敗に見えました。シュートの数しかり、ボール支配率しかり。事前の強化試合で見せたサッカーとはまるで別のチームのようでした。前回のワールドカップでは時の監督、岡田さんが「サッカーはチームスポーツ」と表現したように、まさにチームスポーツなわけで、監督含めて誰が悪かったという犯人捜しをしても仕方ないわけですが、勝てば囃され負ければ叩かれるのも一流の証。一ファンから見ると香川、大迫には物足りなさが残りました。日本のストロングポイントである香川、長友の左サイドからまんまと2失点したというのも、相手の策にはまったんではなかろうかと思います。本田が良くなってきただけに余計に残念。

いずれにしろ、ランキング上は全チームが格上となる日本なので、残り2戦も勝ちに行くしかないわけで、ぜひそうあってほしいと願います。やはりゴールデンエイジと呼ばれた世代に属する僕からすると、同じく惨敗した2006年ドイツ大会の雰囲気と似ていて嫌な感じが拭えないのですが、あの時とは違う、成長した日本の姿を観せて欲しいです。

そんなこんなで、美琴さんもベッドの隙間から全力で応援

かと思いきや

次のワールドカップは4年後なわけですが、その時美琴はというと、まだ4歳かぁという感じ。そう思うとまだまだという気がします。