IBMがスルガ銀行に提訴された件

だそうです。

静岡県を地盤とする地方銀行スルガ銀行(本店・沼津市)は6日、銀行業務に関する基幹コンピューターシステムの開発を契約通りに行わなかったとして、開発委託先の日本IBM(本社・東京都港区)に約111億円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080307-OYT1T00002.htm

IBMが負けたら、それはそれでSIerにとっては怖くないか?
こんなに大きなプロジェクトなので下手な契約は結んでないと思うのだが、はてさてどうなることざんしょ。
ちなみにこのプロジェクトはIBMのNEFSS(Next Evolution in Financial Services Systems)を採用したものだそうな。勘定系パッケージってやっぱり難しいんでしょうなぁ。しかも日本の会社って独自の商習慣を持ってて、パッケージってのはSAPにしても何にしても、基本的には自分ところの業務をパッケージ側に合わせて(もしくはたまたまパッケージと相性があって)初めてメリットを受けられるようなものだと思っていて、そりゃソフトウェアなのでカスタマイズなんて何ぼでもできるけどそれはあまりやるべきじゃないと個人的には思います。まぁ当然、パッケージセレクションの時にはFIT&GAPをするわけですが、やっぱり複雑なことをどのくらい簡単にできるかを最初の段階で見抜くのはなかなか難しいと思います。やったことないけど、感覚的に。
とにかくFAT過ぎるので、できるだけ皆が使えるように、応用が利くようにするにはやっぱりTHINなほうがいいと思うわけです。

って、ひがさんも同じこと書いてます。全くもって同意。