イン・ザ・プールと空中ブランコ

妻の勧めで読んでみました。面白かった。

イン・ザ・プール (文春文庫)

イン・ザ・プール (文春文庫)

空中ブランコ (文春文庫)

空中ブランコ (文春文庫)

続きものですが短編集なので気軽に読めます。患者よりもよっぽど変わった精神科医、伊良部先生と、様々な悩みを抱えて神経症を患った患者とのハートフルな物語です。
著者は奥田英朗さん。空中ブランコのほうが伊良部シリーズ2作目なわけですが、同作は第131回直木賞作品です。
神経症と言うと構えてしまいそうですが、現代社会で誰もが抱える悩みを感じることができる反面、伊良部先生の力で、「あぁそんなに構えなくてもいいんだな」と思えます。
短編なので(1冊にだいたい5本くらい収録)すぐに読めてしまって良かった。