家日和

イン・ザ・プール空中ブランコの著者、奥田英朗さんの作品。最近文庫になりましたが、読んだのは図書館で借りた単行本。短編集です。

家日和 (集英社文庫)

家日和 (集英社文庫)

”家”を題材に、ありふれた日常の中のちょっとした事件を元に描かれる家族の物語。
大きな感動も、大きな驚きも、大きな悲しみもないけれど、とっても心暖まるお話でした。そんななのでとても読みやすく、通勤2日程で読み終えました。
奥田さんはこれとは別に、「最悪」や「邪魔」などという作品も書いておられますが、妻曰く、やっぱり全然違うらしいです。読んだことはないけれども、僕は伊良部シリーズやこういったお話が好き。
非日常感じるというよりは、日常の中の一服の清涼剤のような、そんな本でした。