原発

とにかく、地震から派生した原発問題は深刻であり、いまだ予断を許さない状況で、日本国内はもちろんですが、海外ではむしろ一番の懸念事項のようです。渡航延期やら、外資系企業やどこかの大使館は東京から別のところへ移したとかなんとか。原発だけが原因ではなく、家族の安全や不安定な電力状況というものがあってのことだとは思いますが。
放射能放射線については門外漢でありますので、政府および東電から発信される報道を信じる以外にはないわけで、それを聞いている限りは今のところ安全そうです。福島についても、風評被害が深刻なだけであり、先日テレビで南相馬市の市長がおっしゃっていたところによると、市内の計測値は通常か少し高い程度で人体にどうこうというレベルでは全くないとのこと。
この件については、一東京都民として、当然、危険性は承知しつつ情報に鈍感であってはならないのですが、素人が数値にいちいち敏感になる必要はなく、発信される情報を信じて節度ある行動が必要です。少なくとも今時点では何の問題もないです。距離の2乗に比例して弱くなる放射線(?)の特性からしても、これだけ距離がある分にはおそらく今後も何の問題もないように思います。ちなみに、現在の東京の放射線量はローマの5分の1程度だそうな。
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110319/erp11031918510005-n1.htm

さて、当の原発ですが今日にも電源ケーブルが接続され、非常用電源も含めて電気系統が復旧の見通し。これがうまくいってくれれば自体は少し好転する模様です。とにかく祈ります。
ここまでは地上と空かの放水ということで、東電関係者はもとより、自衛隊、消防も入っての作業。近所のハイパーレスキューも現地入りしております。今のこの事態を止められるのは彼らしかいない。まさに命がけか、ヘタをしたらそれを一歩超えたところで作業をされていることも想像されます。彼らを待つ家族にしても心配を超えた状態というのが容易に想像されますが、そんな現場の方々と家族との会話というのも、いくつか伝わってきており、どれを見ても聞いても涙が滲んできます。どうか、どうか、全員無事に帰ってきてほしいと願います。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110317/dst11031720040096-n1.htm