情報処理試験・初夏の想い出

震災の影響で延期された春の情報処理試験。今回はDBスペシャリストを受けてみるかなぁと申し込みをしておりましたが、本を買ったっきり今日を迎えてしまいました。
会場はたまたま、家の近所(バスで5分、徒歩20分くらい)の高校だったのと、秋の試験のおかげで午前Iが免除だったので朝はゆっくり出られたけれど、結果として夕方は目一杯までいることになりました。
さて、会場に着いて最初に心を挫かれたのが、会場が高校ということで土足厳禁だったため上履き持参の必要があったのにも関わらず、まさかそんなことが受験票に書かれているなんて思わずに乗り込んだこと。仕方なく裸足で廊下や教室を歩くことになったのは僕だけではありません。ぱっと見、8割くらいは裸足でした
さて、試験ももちろんそのまま、高校の教室で受けるわけで、椅子や机も高校生が使っているそのものだったり。教室の中にも部活の道具や「甲子園を目指そう!」という野球部の勧誘ペーパーが貼ってあったり。梅雨の蒸し暑さも爽やかにすら感じてしまうほどに立ちのぼる青春という名の気体を胸いっぱいに吸い込んで、同じ教室という空間にいながらそれらと正反対の位置に鎮座し試験のその時を待つ裸足のおっさん達の姿を見るにつけ、何だか苦いものが込み上げる気分ですが、どうやら夏みかんのそれとは違うようです。
そんな心が完全に砕かれたのは午後I試験でした。秋の奇跡のときのようにもしかしたら何かあるかもしれんと欲をかいて午後IIまで受けては見たけれど、秋とは勝手が違い、試験開始から問題用紙を読み進めた数分後にはもはや僕の心はパウダー状でした。
というわけで秋は「あかんかったー」と言いながら受かっていたという、結果的にちょっと嫌味なやつみたいな感じでしたが今回は前回よりもさらに手応えなし。
本日受験した皆様、ご苦労様でした。