ウォールストリート

オリバーストーン監督作で1987年公開の「1」と、昨年公開の「2」の両方を見ました。

1は、今では電子化された取引所の風景を除いては今から見ても古くささはなく、マネーゲームは今も昔も変わらないなぁという感じ。2も基本的には時代設定が変わったくらいで、中で繰り広げられることは変わらないけれども、リーマンショックを取り上げて多少なりとも当時の風潮を批判的に描いた感じかな。
経済というか、株式のやり取りというか、このあたりのことに多少知識があるとより面白く見れると思います。かくいう我が家も「ハゲタカ」シリーズでこのあたりの基礎知識があったので戸惑うことなく見れました。
どちらも、マネーゲームに翻弄される若者を通して、本当の幸せとは何か、失ってはいけないものは何かを訴える社会派&人情派ドラマ。
お金より大切なものがあるということに対して「そうやなぁ」とは言えますし、作品をみても現実に置き換えてもまぁそうなんだろうなぁとは思う反面、庶民の我々は巨万の富に強い憧れがあるのも事実。ゲッコーの言うような「旅行はいつもファーストクラスなんてケチな話ではない。プライベートジェットだ」という御身分を味わってみたいなぁ。