ベテルギウス

冬の星座の代名詞とも言えるオリオン座。その右肩にあたる一際赤い星がベテルギウス。内輪の日記で話題(?)になっていたのでこちらでもご紹介。
このベテルギウス、赤いということは星の寿命が近いということ。星は寿命が尽きれば超新星爆発をお越しその一生を終えます。地球からわずか640光年という近さ(宇宙規模で言ったら)にあるこの星が爆発すると、全天で太陽の次に明るい星となるそうで、しかも爆発というと一瞬の出来事のようだけれど、爆発後に光る状態は3ヶ月とか続くそうな。そうなるとどんな状態になるんだろうなぁなんて想像するわけですが、その爆発が近いそうな。天文ファンならずとも気になるこのニュース、爆発の正確な時期は未定ながら、ニュートリノを観測することでもう間もなく爆発するということを察知することは可能だそう。
なんてこのニュースを見たときには、「なるほど。今年中には起こるけれどそれが何月何日かまでは分からん言うことか」と思っていたら、この時間はどうやら宇宙規模の時間感覚で測らないといけないらしく、「明日香もしれないし数万年後かもしれない。今後100万年以内には起こるのはほぼ間違いない」ということだそうな。見られるとよいなぁ。
http://sankei.jp.msn.com/science/news/120105/scn12010508080000-n1.htm
あとは超新星爆発によってγ線バーストが起こり、生物に有害な放射線が地球に降り注いで生物が絶滅するというSF的なことは万に一つもないそうな。