2012夏休み

ちょっと遅めですが、仕事の都合も少しはつきそうな気配だったので10/9〜12まで休みをとりまして、今年は例年の海外ではなく、大吉を連れて国内ドライブ旅行に行くことにしました。
実家へのお披露目を兼ねて舞鶴を折り返し地点に設定し、静岡→滋賀→舞鶴→山梨(2泊)という行程。車は持っていないのでレンタカーでいくわけですが、これが思ったほど大変ではなく、楽しい旅行になりました。

大吉の生家を訪ねる

人も犬も車移動の負担を考えて初日は静岡に宿を取ることに。東名を走る途中で大吉の生家の側を通るため、事前に連絡をしてアポ取りをし、ブリーダーさんに近況報告も兼ねて寄ってみることにしました。大きくなった大吉を見てブリーダーさんにも喜んでいただきとても嬉しかったのですが、我々としたら9月に生まれて生後1ヶ月程度の大吉の兄弟達に会えたことがとても癒される出来事でした。

大吉さんをほったらかして赤ちゃん犬に夢中になっていると大吉さんに異変が。これまでなったことがないようなヨダレだらだら状態で、我々から遠ざかった部屋の隅に座り込んでしまいました。ヤキモチを発動した模様。かわいいやつめ、ということでヨシヨシとケアをしてあげたけれど、しばらくは手を出しても舐めてくれませんでした。

往路

東名をひた走るわけですが、だいたい1時間に1回立ち寄れるくらいの間隔でサービスエリアがあります。必ずここで泊まり、トイレをすませてから出発するという流れにしました。少し歩かせて運動にもなるしこのペースがちょうどよかったと思います。
初日は静岡の御前崎あたりで1泊、2日目は滋賀県マキノ高原で1泊し、3日目の午前中に舞鶴へという旅程でした。1泊目は着いたのが18時半でご飯前に着くことができてちょうど良かったのだけれど、本当はあと1時間程の浜松で宿泊できていれば、2日目一気に舞鶴までも行けたかなぁなんて思います。連休で宿が取れなかったのでね。

滋賀で泊まったペンションにはドッグランがあり、大吉さんもドッグランデビュー。パグの女の子に追いかけれて全速力で逃げるものの追いつかれてしまうあたりは温室育ちだからのかしら?アジリティもあってとりあえず橋を渡らせてみましたが、怖がってなかなか行けず。オトナになったら渡れるかなぁ。

舞鶴では両親や姉妹夫婦にかわいがってもらい、みな次の日は仕事という中で食事をしたり大吉さんと遊んでもらえてよかったよかった。そんな中僕は資格試験のお勉強・・。提出締切があったのでとりあえずやっておかないとということで、家族団欒の時間を削ってまでやったわけですが、まぁ期限守ろうと思うと正直皆が大吉さんをかまってくれているココでしか時間が取れなかったので仕方ないところ。

復路

帰りは一気に山梨県清里まで向かいます。毎日1泊するのと、1日に一気に走って2泊でゆっくりするのとどちらがよいかということで実験的にこのような形にしてみました。舞鶴からは相変わらず1時間毎の休みを取りながら8時間。意外とあっという間。

着いた先は犬の滞在に特化したようなコテージ型のホテルで、広大なドッグランもあり。でもうちのは小さいし呼んで帰ってこないと困るので小さい方のドッグランで写真撮影がてら遊んだ程度でした。

清里は一時の隆盛から今は若干さびれた感がありますが、その中でも萌木の村というところはペット連れに優しく、個性的なお店もあってよいところでした。ペット連れOKのレストランもあったのでお昼を食べました。大吉もおやつを買ってもらい、OKの指示が出るのを待っております。

あとは僕の趣味で、長野の野辺山にある直径45mの電波望遠鏡を見に行きました。外から見るだけだけれども、宇宙の神秘を感じずにはいられない一時。大吉さんはというと、今回の旅で初登場のカートに乗って落ち着かない様子でしたがちょっとは慣れてくれた模様。

最終日、東京へ向かう途中で妻の実家に立ち寄り皆でお昼ご飯。大吉さんも長旅の疲れがあったものの、知った顔だと分かったのかこれまでよりかはリラックスしているように見えました。(というか、前泊のコテージが全然落ち着かなかった・・)
皆に挨拶を済ませ、大吉をかわいがる義姉を見た義父は「よーし、分かった」と何かの決意の言葉を口に出しておられました。今なら弟が販売中ですよ。
そんなこんなで長旅を終え、最後の最後で事故渋滞に遭遇しそうになるも無事に回避して家へ到着。思ったほどの疲れもなかったと思ったら、家に帰った途端5日分の疲れがドッと出たようにぐったり。でも楽しかった楽しかった。国内で過ごすお休みもよいもんだ。

というわけで以降はデータ編。

レンタカー選び

レンタカーでも、ペットを乗せられるか否かは会社によって異なります。会社でもラゲッジスペースのみか、ラゲッジスペースもしくは後部座席足元かというのも違います。また、各社共通に、ペットを乗せられる車種は限定され、必ずケージに入れて乗せるように記載されています。あと、1回のレンタルあたり500円程度の追加代金が発生します。あとは基本的に通常のレンタカーと同じ。詳しくは各社のホームページの「よくある質問」あたりをご参照ください。
今回我々はオリックスレンタカーを選びました。理由はこんなところ。

  • 後部座席足元に乗せてもよい。(旅行中は目の届くところに居たほうが楽しいので)
  • 勤務先の福利厚生サービスで割引が受けられる。
  • 限定されている車種が比較的安いグレードのものを選択できる。(日産キューブトヨタBbクラス。他はミニバンやステーションワゴンで1000円/日以上の価格差)
  • 営業所が近い。(最寄駅。ただし、その後の予約で結局池袋まで取りにいくことになりました)

丸5日間、ペット同乗、1000円/日の免責補償制度、500円/日の営業補償制度を付帯して合計53,000円くらいでした。ペット同乗ですが禁煙車の指定もでき、とても快適でした。ちなみに指定できるのはグレードまでで車種は選べません。一度予行練習に借りたときはキューブだったのでてっきりこれかと思って当日取りに行ったら、ホンダSPIKEでした。

宿選び

じゃらん楽天トラベルで探したわけですが、思ったよりもペットと泊まれる宿と言うのは少ない。そして、そういうところはだいたい民宿やペンション。キレイなリゾートホテルでペットも一緒に・・・というところは、少なくとも今回の道程にはありませんでした。
また、ペットが泊まれるということのトレードオフなのか、1泊目(静岡)と、4、5泊目(山梨)の宿は清潔感に欠けていました。値段もさることながら、泊まって気持ちのよい場所、くつろぎたいと思わせる部屋であってほしいのですが、残念ながらそう感じることのできない空間で、「寝るだけ」くらいの気持ちにしかなれなかったのは残念。2泊目(滋賀)のペンションはこじんまりとしていましたがとてもキレイでリピートできる宿でした。
ペットが一緒なので汚れるのは仕方ないところですが、それをよいことに掃除をいい加減にするのではなんともねぇ、、という感じ。部屋がキレイだとペットを連れているこちらも「汚してはいけない」という気持ちがでて気を付けるもんだと思うので、ぜひそういう空間にしてほしいなぁ。また、掃除の行き届いていないところは他の犬の匂いが強く残っているせいか、しきりに匂いを嗅いで終始落ち着かない状態でした。
次探すときは、キレイなリゾートホテルを探そうと心に決めました。

車での移動

犬も車酔いをするので今回心配して酔い止めも持っていったのですが、結果的に使わなくてすみました。レンタカーの取り決めで車内で離してはいけないということもあってずっとクレートの中にいましたが、後半は走行中に寝ていられるくらい慣れてくれて助かりました。

事前に、ドッグトレーナーの先生に相談していると、「トレーナーとしての意見は、クレートやケージに入れてあまり動き回れないようにするほうが体力を消耗せず犬にとっても楽」というものでした。かたや、「個人的には、車内で抱っこして景色を見せたりしたいこともあるでしょうし、そこはせっかくの旅行なので皆さんの思うように楽しんでもらいたい」ということでもありました。今回我々はレンタカーだったのでやりませんでしたが、そこは飼い主の判断で楽しい旅行になるようにすればよいのだと思います。

そんなこんなで国内旅行といえども近場の海外旅行と変わらない費用はかかるわけですが、楽しく、次につながる旅行ができました。
我々はそう感じていますが、大吉にしたら「我が家が一番」なのかもしれないなぁというのは、帰った途端にお腹を見せるようになったり、ケージでひっくり返って寝ているのを見ると感じたりします。まぁでも色々な経験ができて良かったのと、今後のためにも徐々に慣れてほしいなぁと思います。