靴磨き

社会人になってスーツを着て仕事をするようになったので毎日のように革靴を履いております。
入社したての頃、「靴は3足いるらしい」というのを聞いて買いに行ったお店で、「靴は磨かないといけないよ」と言われ、クリームと一緒に靴磨きのしおりみたいなのをもらいました。
それからは2週間に1回くらいのペースで週末に靴を磨くようにしてました。多分、2、3年くらいはやっていてそのうち間隔がどんどん長くなっていったとは思うけど。
その時もらったしおりに書いてあった手順はおおよそ下のような流れでした。

  1. 乾いた布で軽く汚れを落とす。
  2. 乾いた布にクリームをつけて全体になじませる。
  3. 数分してなじんだら乾いた布で磨く。

なのでこの10年程はその手順でやっておりました。

最近、長年使ってきたクリームやらがなくなったので新しいのを買おうと思って、ふと、靴磨きの手順について調べてみました。
するとどうやら一般的には、これまで踏んでいた手順とは少し違うようです。

  1. 馬毛のブラシでほこりや汚れを落とす。
  2. リムーバーのような液体を付けて汚れと一緒に古いクリームやワックスを落とす。
  3. ペネトレイトブラシを使ってクリームを塗る。
  4. 豚毛のブラシで磨く。
  5. コットングローブで仕上げる。

もちろん布でもよいみたいですが、見た感じだとどう見てもブラシのほうが楽そう。
あと、付けるクリームの量も、今までは「たくさん塗ったほうが革にも良さそう」と思って塗ってましたが明らかに多かったようで、ほんの少しをうすーく伸ばすのでよい模様。

そんなわけでものは試し、早速ハンズに行って道具を買い揃えて試したみたところ、今までとはまるで仕上がりが違いました。
今思うと、今までは、塗りすぎなのか、磨きが足りないのか、つやがあるにはあるけれどどこかムラがあるような仕上がりでした。
今回は全体的につやが出て、傷や痛みはあるものの、手入れされた靴という感じです。
ブラシでゴシゴシとできるので作業も楽。
もっと早くに知っておけばよかった。

プロの技も参考に。

この動画の途中に出てくる印象的なフレーズ、「革って生きてるって言いますけど、これ自体は死んだ動物の革なので生きていはいないんですよ」。

うん、知ってた。