良い音は人生を豊かにする・・・はず Part3〜試聴〜
とかくWebでオーディオのレビュー、クチコミを見ていると必ず「最終的には試聴して決めてください」ということで締められます。やっぱり聞いてみないとねぇということで、候補にあげたSONYのスピーカーを試聴することに。
実は銀座のソニービルではSONY製品のお試しサービスがあります。事前に予約しておくと、映像系なら見比べることができ、音響系なら聴き比べることができるといった、色々なSONY製品の組み合わせを試すことができるサービスです。
今回は候補のスピーカー2機種、アンプ2機種で合計4通りの組み合わせを試すことにしました。
スピーカー聴き比べ
先に書いたとおり、SS-NA2ESという中級モデルと、SS-F7700という初級モデルを聴き比べることに。先に聴いたのは7700。専用ルームで聴くと確かにそれなりに聞こえます。まぁまぁこれならよいかなぁと思いつつその後にNA2ESを試聴。そんなに肥えた耳ではありませんが、それでも違いが分かりました。というか、全然違いました。音の広がりというか、大きな音という訳でもないのに空間全体が音に包まれるような感覚とでもいいましょうか。試聴に使った作品は映画「バーレスク」だったわけですが、会場の雰囲気やピアノの跳ねる音やなんかが生々しく伝わってくるような感覚。「全然違いますね」という僕に、担当していただいたSONYで長年オーディオ開発をされていた方は「そうですよ。こっちは本当に音にこだわって作ってますからね。」とのこと。
アンプ聴き比べ
アンプはTA-DA5700ESと3600ESの2台。同じ作品、同じ場面を聴き比べるわけですが、はっきり言って僕にこの2台の音の違いは分かりませんでした。氏曰く「最終的に音を決めるのはスピーカーですから、アンプでの音の違いというのはこのクラス同士だとそれほど分からないでしょうね」とのこと。
スピーカー組み合わせ
NA2ESと同じクラスでNA5ESというセンタースピーカーがありますが、これも15万程するのでさすがになぁ、ということで、センターなしでNA2ESだけで聞いてみました。多少セリフのクリア感がなくなりましたが、なくてもいける程度に思えます。氏曰く「リビングだと左右のスピーカー間がもう少し狭いのでなくてもいいかもしれませんね」とのこと。
センターはあまり重視しないことにしました。