洋服ブラシ

良いスーツを買ったなら長く着れるに越したことはありません。そのためには日頃のお手入れが大事です。と言いながら、洋服のお手入れなどしたことはありません。調べてみると、「洋服ブラシ」というので着るたびにブラシをかけ、3日間ほど休ませるのだそうです。はい、ブラシがけ、知りませんでした。当然、持ってなどおりませんので、購入すべく調査したところ、驚きの世界が待っていました。
昔、靴磨きの手順を見直した際に靴用ブラシを買いましたが、確か2000円程だったのではないかと思います。(靴の色ごとにいくつか買ったので合計は高かったけれど)。まぁ同じくらいかなと思っていたら、ハンズで買える比較的ちゃんとしたやつで、KENTという英国王室御用達ブランドのブラシで5000円程、さらに調べると、驚愕の10万円越えブラシの存在を知りました。イシカワという会社のブラシです(http://home.g08.itscom.net/ishikawa/index/)。楽天にも取り扱いがありました。

さすがにあり得ないので当然見送りですが、その後調べると、次に高級なブラシメーカーとして平野ブラシ(http://www.burashiya.com/1.html)というのが出てきます。最も高いもので税込24,000円程ですので、あり得ないレベルに変わりはありません。しかし、Web上での評判がすこぶる良い。イシカワには手が出ないが、ブラッシングに拘る人が行き着く先のようです。人気のブラシはオンラインではほぼ買えないほどの人気状態です。結局、Web上の評判に加え、1本あればスーツ以外のデリケートな素材にも使える汎用性の高さと、おそらく生涯買い替えることはそうないであろうことの2点から、お小遣いをはたいてこちらのブラシを購入することにしました。
とは言え、オンラインでは買えないので同社のWebサイトを見ると、ちょうと今日から銀座三越の催し物会場に出店されているとの情報が。いくつかは販売がありそうなので、スーツを取りに行きがてら立ち寄ってみました。すると、最高級のものは初日にも関わらず昼前に売り切れてしまったとのこと。朝からすでに10人くらいが並んでいたようで、同じくオンラインで購入できなかった人が列をなしたようでした。最高級のものはありませんでしたが、同じ毛質のものは残っていたのでそちらを購入することができました。僕の後にも1人買っていたので、恐らくはそちらも早い段階で売り切れるのではないでしょうか。ともあれ、無事に所望したものが手に入り満足です。

道具や手順に極度に拘っているわけではないですが、ただその時間を他の何物とも違う時間として嫌気なく過ごせるものを趣味と呼ぶのだとすると、靴磨きは今の僕の数少ない趣味かもしれません。洋服のブラシがけもそのラインナップに加わればよいなぁと思いますが、最短でも2週間に一度の靴磨きと違い毎日となると、少しルーチン化するには時間がかかりそう。というか、多分できなそう。週に一度、シャツのアイロンがけと合わせてやるくらいが丁度よいかなぁと思っています。

スーツは男の何とやら

やっていることと言えばPCの前に座ってOfficeで資料を作ったりする傍らでIDEでプログラム書いたりターミナルでサーバ上のログを見て調査したりする仕事なわけでして、要人に会うでもなく動画・画像としてメディアに出るわけでもないので、正直服装なんて何でもよい職業なのだと思います。事実、スーパークールビズ期間はTシャツにジーパンでの勤務が許可されております。しかしながら、10月からはノーネクタイでよいとは言え、スーツ着用が規則となっているわけでして、9月まではラフな格好でよいが10月からはスーツでなければいけない合理的理由は一切ないわけです。文化、慣習とはそういうものだと思いますし、それ自体は否定も肯定もいたしません。ただ右に倣い、長いものに巻かれ、体制に従属するのみです。アイ・アム・サラリーマン。

といわけでスーツを買った話です。

スーツは男の戦闘服とか鎧とか言われ、ビジネスマンとして、あるいは紳士としての「格」を表すものと捉えられています。ウォール街では相手に舐められないために高級で仕上げの良いスーツを着るとか。先述の通り、僕の仕事はヨレヨレのTシャツでもできるのですが、年齢を重ねてくると多少は仕事のうえでもキチンとした格好をしていたほうがよいケースに出くわします。また私生活においても、特に子供の手前、みっともない恰好では行けないシーンも出てきます。
これまでは、1万円とかの安物ではないにしろ、一般的なスーツ専門の量販店で購入した手頃なお値段(2着目○○円とか)の既製品のスーツを着ていました。正直、日本人の標準体型である僕からするといわゆるMサイズで丁度良い感じなので、そこそこ体系にフィットしていると思っていました。(実際、今回訪れたお店で印象を聞いたところでも「体系に合ったものをお召しですね」と言われまして、プロの目から見ても明らかにずれたところはなかったのだと思います。)
とは言え、やはり自分専用に仕立てられたスーツというのは既製品と一線を画すものであると信じ、オーダースーツに手を出してみることにいたしました。

オーダースーツと言ってもいくつか種類があるようで、専用の型紙を作るフルオーダーから、いくつか既定の型紙から最も合うものを選ぶパターンオーダー、その間のイージーオーダーなどがあることを知りました。また、手縫いや機械縫い、半々などもあるようです。
当然、専用かつ手縫いが一番手間がかかるのでお値段もかかることになります。
一般的に「高い」と思われるオーダースーツですが、結局のところ、「使う生地自体の値段」と「仕上げにかかる手間」で金額が決まるというのを、齢36にして知りました。良い生地で手間をかければ高い、そりゃ当たり前ですね。で、逆に、そこそこの生地で手間の少ない手順にすると、お値段もそれほどであるということです。自身のイメージも前者のみのイメージで、10万円越えから、くらいのものだと思っていましたが、後者であれば5万円とか、場合によってはもっと安い金額でも作れるというのを知ったわけです。

いくつかある都内のお店をWebで調べては見たものの、なにぶん初めてなものでどこでお願いすればよいのか迷います。果たしてそのお店は、生地は良いが仕上げはきちんとしてくれるのか?とかとか。理想はいくつかのお店で作ってみて一番気に入ったお店を選ぶのが良いわけですが、そんな何着も作れる予算はありません。Webの評判を見てもどこも悪い評判は特にないという点で似たり寄ったり。当初は、広く展開されているハナビシ(http://hanabishi-housei.co.jp/)にしようかと思いましたが、初めてなので少しお安めでも作れそうな吉田スーツ(http://www.new-yoshida-suit.com/newyoshida.htm)というお店にお世話になることにしました。

平日、仕事を早くあがれる日にふらりと立ち寄り、「すいません、初めてスーツを作るのですが・・」と店員さんに相談。気になることを聞いたり生地を見せてもらったり、先述の値段の違いを教えてもらったりしたわけでございます。結局、イメージしていた気に入った生地があったのでそのまま採寸して購入まで一気にいってしまい、それから1ヶ月半ほどたった今日、受け取りに行きました。
お値段としては、最安ラインではなかったものの予算内で満足しております。フィット感を重視してサイズを採ってもらったので、体型の維持が今後の義務となります。

PCが壊れそう

2011年に購入したホームPCですが、高額の割にはイマイチなところがありながらも、それでも我が家になくてはならない家電として君臨してきました。
パソコンがやってきた - noblog

主な役割はTV録画、録画番組の配信、音楽の配信、写真の保存といったマルチメディアセンター的なポジションを担っています。
それがここ最近色々と不調に見舞われておりまして、Windows 10にしたら録画番組の配信ソフトが動かなくなったのがケチの付き始めただった気がします。
それでもここ最近まではなんとか踏ん張ってきたわけですが、ついにHDDが悲鳴をあげました。ちょうど5年過ぎたので、寿命と言えばまぁそうなのかもしれないけれど、SMARTというHDDの故障診断プログラムから「もうすぐ壊れるから早めにバックアップ取って交換してね」というメッセージが出るようになった。
さすがに全部吹っ飛ぶとえらいことなのでそうなるまえに交換をすることにしました。
元は1TBのHDDですが、これを機にSSDへの換装を決意。そう思って色々調べると、MLCやらTLCやら規格が色々あることを知りました。ひとまず最も安価なTLC方式のSSDを選択し、リカバリをかけたのが一昨日のことです。
付きっ切りではないけども、丸一日ほどをかけて無事に換装、リカバリが完了しました。まぁ最初なのもあるけれどもやっぱり体感は早い。
特にリカバリがした直後なんかはWindows 7でようこそ画面が見えなくらいの起動スピード。Windows 10にした後はさすがに見えるようになったけれど、それでも数秒のことです。変えてよかった。
しかしこうなってくると迷うのが自分のノートPC。
遅くて困ることはないけれども、速さには憧れる。リカバリすることを思うとWindows 10への無料アップグレードが可能な7/29までが期限。
ずいぶん安くなったとはいえ、気軽に買うには少し値が張るので悩みどころ。
僕のも3年なので、そう遠くない将来、ディスク故障はあるとは思うのだけれども、今延命措置をするのか否か。
8週目とパソコン - noblog
あと1週間ほどは悩む時間があるので悩みます。

[life]2016

2016年になりました。

毎年のことながら、お正月休みはあっという間でして、「連休やー」なんて言っていたのにあと2日しかありません。
つまり普通に土日ということです。
ふと去年の日記を見ても同じことを言うてましたわ。

美琴は2歳になりまして、元気一杯です。
僕も負けないように元気一杯でいきたいと思いますが、まずは目前に迫った人間ドックのため適度な節制を続ける必要がありますので、食欲だけは抑えていかねばなりません。

お仕事のほうは、エンジニアの定年と言われる35歳から1年が経過しまして、まだまだ世の中知らないことだらけで、これからもエンジニアとして意地を張って頑張りたいと思う次第です。

どうやらこのブログを始めてから10年になるようです。
最近は親しい人らとはSNSなんかを通じてP2Pで簡単に連絡やら近況報告できるし、それほどこまめに日記をつけるような出来事もないので投稿回数はグッと減っているけれども、今後も何かくだらないことでも書いていきたいと思っています。
正直、視聴したアニメの感想なら適度に書ける気がするけれど、それをやると単なるアニメファンブログになってしまうので自粛しております。

ひとまず今の悩みは掃除機の排気臭でして、購入してまだ2年ほどなのですが本気で買い替えを検討中です。
買い換えたらまた書こうと思います。

それでは今年1年よろしくお願いいたします。

近況

前回書いたのが3月で、気が付いたら4ヶ月経ってました。
家族みんな健康に過ごしているのと、仕事もそこそこ頑張ってやっているというところです。
最近の自分自身の近況はというと、

  • 子供番組(いないないばぁとおかあさんといっしょ等)以外のテレビ番組をほとんど見なくなった。
  • アニメは相変わらず見ているが本数が減った。1クールに2本程度がせいぜい。
  • ゲームは何もやっていないしこれからもしばらくはできそうにない。MGS5が出るというのに。
  • アメトーークの影響でキングダムを電子書籍で全巻買いして読んだ。熱いのはやっぱり好き。
  • 映画は何がやっているのかすら知らん。TSUTAYAに行ってもコミックレンタルかアニソンコーナーしか見ていない。

てな感じで、いよいよエンタメ系で趣味と呼べるようなものがなくなってきた。
休日の起きてる時間のほとんどは自分自身が子供の遊び道具と化しております。
最近は寝ている僕のお腹に乗ってジャンプをするという高度なバランス感覚を身に着けてきており、将来が期待されます。
今後体重が増えてくると逆に僕の将来は不安視されます。
次の日記が「肋骨骨折」でないことを祈ります。

靴磨き

社会人になってスーツを着て仕事をするようになったので毎日のように革靴を履いております。
入社したての頃、「靴は3足いるらしい」というのを聞いて買いに行ったお店で、「靴は磨かないといけないよ」と言われ、クリームと一緒に靴磨きのしおりみたいなのをもらいました。
それからは2週間に1回くらいのペースで週末に靴を磨くようにしてました。多分、2、3年くらいはやっていてそのうち間隔がどんどん長くなっていったとは思うけど。
その時もらったしおりに書いてあった手順はおおよそ下のような流れでした。

  1. 乾いた布で軽く汚れを落とす。
  2. 乾いた布にクリームをつけて全体になじませる。
  3. 数分してなじんだら乾いた布で磨く。

なのでこの10年程はその手順でやっておりました。

最近、長年使ってきたクリームやらがなくなったので新しいのを買おうと思って、ふと、靴磨きの手順について調べてみました。
するとどうやら一般的には、これまで踏んでいた手順とは少し違うようです。

  1. 馬毛のブラシでほこりや汚れを落とす。
  2. リムーバーのような液体を付けて汚れと一緒に古いクリームやワックスを落とす。
  3. ペネトレイトブラシを使ってクリームを塗る。
  4. 豚毛のブラシで磨く。
  5. コットングローブで仕上げる。

もちろん布でもよいみたいですが、見た感じだとどう見てもブラシのほうが楽そう。
あと、付けるクリームの量も、今までは「たくさん塗ったほうが革にも良さそう」と思って塗ってましたが明らかに多かったようで、ほんの少しをうすーく伸ばすのでよい模様。

そんなわけでものは試し、早速ハンズに行って道具を買い揃えて試したみたところ、今までとはまるで仕上がりが違いました。
今思うと、今までは、塗りすぎなのか、磨きが足りないのか、つやがあるにはあるけれどどこかムラがあるような仕上がりでした。
今回は全体的につやが出て、傷や痛みはあるものの、手入れされた靴という感じです。
ブラシでゴシゴシとできるので作業も楽。
もっと早くに知っておけばよかった。

プロの技も参考に。

この動画の途中に出てくる印象的なフレーズ、「革って生きてるって言いますけど、これ自体は死んだ動物の革なので生きていはいないんですよ」。

うん、知ってた。

35歳定年説

プログラマ(あるいはSE)35歳定年説というのがありまして、プログラマは35歳くらいになると徐々にコードを書く機会が減っていき(SEだと技術的なことに関与する割合が減っていく、という感じだろうか)、マネジメントにシフトしていくというのが、割と当たり前とされてきたキャリアパスなわけです。
そんな35歳になりました。
やっぱりずっとプログラムを書ける人でいたいなぁという思いが強いし、これからどちらかというもっとレベルアップしたいという思いが強い。
そのために何をやるか、自分で考えて実践するしかない。仕事の中でそれを期待するのは難しいし、仕事はそれで役割があってそっちを全うしたいし。
一方で、子供も一歳を超えて目を見張る成長をしているのでたくさん一緒の時間を過ごしたい。
家族との時間を大切にしていきたい。

やっぱり時間が足りないなぁ。
時間が足りないってのは充実している証なんだろうな。

大吉さんも3歳になりました。
成犬と呼んで差支えないと思うけれど、甘えん坊度は増すばかりでかわいい限りです。

話が逸れたけれど、35歳になった今、ますますエンジニアとしての自分に磨きをかけていきたいと思う次第です。